
Honorは、中国で初の折りたたみ式クラムシェルスマートフォン「Honor Magic V Flip」を発売しました。HonorはMagic Vシリーズで折りたたみ式スマートフォン市場で既に確固たる地位を築いていますが、今回発売されるのはブランド初の折りたたみ式スマートフォンであり、Motorola Razr Plus、Samsung Galaxy Z Flip 5、Oppo Find N3などに続く製品となります。
Honor Magic V Flipは、非常に印象的な折りたたみ式スマートフォンです。これまでで最大の4インチカバーディスプレイを搭載し、競合機種を凌駕する性能を誇り、他に類を見ないデュアルスクリーン体験を提供します。
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4インチのカバーディスプレイは、1092 x 1200ピクセルの解像度、405ppi(ピクセル/インチ)の密度を備えています。120Hzのアダプティブリフレッシュレート、最大1,600nitsのピーク輝度、2,160Hzの高周波PWM調光機能を備えています。常時表示オプションと、カバーディスプレイと内部ディスプレイのシームレスな切り替え機能も備えています。
カバーディスプレイを使用すると、アプリを16:9モードに分割してより見やすく表示できます。また、動画視聴時には画面を水平に分割し、下半分に再生コントロールを配置できます。デュアルカメラリングの上部には通知や時刻を表示し、反対側にはアプリを表示できます。
内蔵OLEDディスプレイは6.8インチで、FHD+解像度、21:9のアスペクト比、120Hzのダイナミックリフレッシュレートを備えています。ピーク輝度は最大3,000nitsに達します。

HonorはMagic V FlipにLuban Hingeを採用しており、軽量スチールフォイル部品とアルミフレームにより、非常に耐久性が高く、頑丈で信頼性が高いと謳っています。また、SGSの5つ星認証も取得しています。閉じた状態では隙間なく平らになり、厚さは14.89mmです。開くと7.5mmになります。
内部には、QualcommのSnapdragon 8+ Gen 1チップを搭載し、最大16GBのRAMと1TBのストレージオプションが用意されています。エントリーモデルは、12GBのRAMと256GBのストレージから構成されます。また、0.25mm厚の液冷式VCプレートが2,300mmの放熱面積をカバーします。Magic V FlipはAndroid 14ベースのMagicOS 8.0を搭載しており、十分なパワーとパフォーマンスを発揮します。
カメラは、背面に光学式手ぶれ補正機能付きの50MPソニーIMX906レンズと12MP超広角レンズを搭載したデュアルカメラを搭載しています。セルフィーカメラは、IMX816センサーを搭載した50MPレンズを搭載しており、非常に高性能です。自然な背景ボケ、ホバーセルフィー、デュアルスクリーンプレビュー、オートフォーカスなど、様々な機能が搭載されています。折りたたみ式スマートフォンは、折りたたみ式スマートフォンに比べてカメラ性能が劣ることが多いですが、このスマートフォンは期待できそうです。
同様に、バッテリー駆動時間も時代を先取りしています。4,800mAhのバッテリーを搭載し、最大66Wの急速充電に対応しています。ちなみに、Motorola Razr Plusは3,800mAhのバッテリーを搭載し、最大30Wの急速充電に対応しています。
さらに、HonorはMagic V Flipをアイリスブラック、カメリアホワイト、シャンパンピンクの3つの美しいカラーで展開しています。さらに、高級シューズやクリスタルの装飾にインスパイアされた、ゴージャスなグリーンのグリッターをあしらったJimmy Choo限定モデルも登場しています。
Honor Magic V Flipは現在中国でのみ発売されており、中国以外での発売についてはまだ発表されていません。ベースモデルの価格は4,999元(約640ドル)、ハイエンドモデルは5,999元(約827ドル)です。