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宇宙では叫び声は誰にも聞こえないと言われていますが、太陽系の特定の地点では、ミッシー・エリオットの歌声を拾えるかもしれません。NASAは最近、ディープ・スペース・ネットワークと呼ばれる通信システムを特別に活用し、ミッシー・エリオットの曲「The Rain (Supa Dupa Fly)」の歌詞を金星に送信しました。
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信号は1億5000万マイル(約2億5000万キロメートル)以上離れた場所へ、光速で14分かけて送信されました。このテストは、2020年代後半から2030年代初頭にかけて計画されているNASAの金星探査ミッションに先立ち、カリフォルニア州にある直径34メートル(112フィート)のディープ・スペース・ステーション13のアンテナを使用して行われました。
「宇宙探査とミッシー・エリオットの芸術はどちらも限界を押し広げるものです」と、エリオットの楽曲使用のアイデアを思いついたNASAデジタル・テクノロジー部門ディレクターのブリタニー・ブラウンは語った。「ミッシーはミュージックビデオに宇宙を舞台にしたストーリーテリングと未来的なビジュアルを盛り込んできた実績があるので、この世のものとは思えない作品でコラボレーションできる機会はまさにうってつけです。」
これまでの歌に関連した宇宙での取り組みとしては、NASAが2008年にビートルズの「アクロス・ザ・ユニバース」を宇宙に送り込んだことが挙げられる。この試みもディープ・スペース・ネットワークを使用し、NASA創立50周年記念の一環として行われた。また、韓国初の月面探査ミッションの一環として行われた、KポップバンドBTSの歌「ダイナマイト」を使った無線通信システムのテスト実験も行われている。
エリオットは、素晴らしい曲だけでなく宇宙に関するあらゆるものへの愛情も評価されてこのテストに選ばれ、自分の一番好きな惑星である金星に自分の歌が届くことを熱望していた。
「 『The Rain (Supa Dupa Fly)』が宇宙に伝送された史上初のヒップホップソングとなる時、NASAのディープ・スペース・ネットワークを通して私がこの世を去るなんて、まだ信じられません!」と彼女は言った。「金星を選んだのは、強さ、美しさ、そしてエンパワーメントの象徴だからです。私のアートとメッセージを宇宙と共有できる機会を得られたことを、とても光栄に思います!」
ジョージナは、Digital Trends の宇宙ライターとして 6 年間勤務し、有人宇宙探査、惑星探査、… などをカバーしています。
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