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ボーイング・スターライナーの有人初試験飛行が土壇場で中止されたことを受け、NASAは最短で5月10日(金)に再度打ち上げを試みると発表した。地球と国際宇宙ステーション(ISS)の間を宇宙飛行士を輸送するために設計されたスターライナーの打ち上げは、ロケットのトラブルにより、予定の打ち上げ予定時刻のわずか2時間前に中止された。
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「打ち上げを見るのを誰もが待ち望んでいたことは承知しており、見ることができなくて少しがっかりしているかもしれないが、良いことは待つ価値があるし、間もなくロケットと宇宙船が発射台から打ち上げられるのを見る機会が得られるだろうと言いたい」とNASA宇宙運用ミッション局のケン・バウワーソックス次長は打ち上げ中止後の記者会見で述べた。
ボーイング・スターライナーの開発は難航しましたが、今回の問題はカプセルではなく、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地のスペース・ローンチ・コンプレックス41から打ち上げられるはずだったユナイテッド・ローンチ・アライアンスのアトラスVロケットにありました。NASAの宇宙飛行士、ブッチ・ウィルモアとスニ・ウィリアムズは打ち上げ中止の際、宇宙服を着てカプセル内にいたため、スターライナーを降りて宇宙飛行士宿舎に戻り、夜間の滞在を終えました。
問題は、アトラスVロケットの上段「セントール」の圧力調整弁に発生しました。NASAの国際宇宙ステーション(ISS)プログラム・マネージャー、ダナ・ワイゲル氏は、「これは、家庭の温水タンクによくあるような、他の多くの弁とそれほど変わりません」と述べています。
この部品は、第2段エンジンを動かす液体水素などの推進剤の圧力を適正に保つために重要です。NASA商業乗務員プログラムのマネージャーであるスティーブ・スティッチ氏は、「ロック側の自動調整バルブが少し振動しており、異常な動きをしているのを確認しました」と述べています。そのため、飛行規則に基づき、打ち上げは中止となりました。
本日、チームは昨夜の打ち上げ試行のデータを確認し、バルブの交換が必要かどうかを確認します。次回の打ち上げは今週の金曜日と土曜日の予定です。バルブの検査が完了し次第、詳細をお知らせします。
ジョージナは、Digital Trends の宇宙ライターとして 6 年間勤務し、有人宇宙探査、惑星探査、… などをカバーしています。
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