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中国はこれまで3回月面到達に成功しているが、いずれのミッションも人間が月面に足を踏み入れたものではない。
しかし、このアジアの大国は、この状況を変えようと計画している。中国有人宇宙工程弁公室(CMSEO)の担当者は今週、今世紀末までに初の宇宙飛行士を月面に送り込む予定であることを確認した。
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計画では、宇宙飛行士2名を月に約6時間滞在させ、その後3人目の宇宙飛行士が乗る月周回衛星に戻って帰還する予定だ。
「長征10号ロケット、孟舟有人宇宙船、月着陸船藍月、月着陸服など、主要な飛行製品のプログラム開発はすべて完了しています」と、CMSEOの副所長である林希強氏はSpace.comが報じたコメントの中で述べた。
リン氏は、宇宙船と着陸機の機械試験装置と熱試験装置の開発は「基本的に完了」しており、「各種ロケットエンジン」の高温燃焼試験も実施中だと付け加えた。乗組員の発射場も、北京の南約2200キロに位置する海南島文昌の既存の沿岸宇宙港の近くに建設中である。
さらに先を見据えて、この国はさらに野心的な月に関する目標を掲げている。それは、2040年までに月の南極に恒久的な国際研究基地を建設するというものだ。
中国が最も近い隣国である米国に関心を寄せているのは、NASAが長期プロジェクト「アルテミス計画」の一環として2026年に宇宙飛行士を月に送り込む計画と重なる。この計画では月面に恒久的な基地を建設することも予定されている。
中国と米国は共に、月面の水資源の発見を目指しており、これは将来の深宇宙ロケット打ち上げの燃料として利用できる可能性がある。月は重力が弱いため打ち上げが容易で、地球から打ち上げるよりも効率的だ。
中国による月に関する最新情報は、同国が地球低軌道の天宮宇宙ステーションに3人の新たな乗組員を送り込んだのと同じ週に発表された。この宇宙ステーションは比較的新しい施設であり、中国の宇宙開発への野心の高まりを改めて反映している。
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