
4月中旬に中国で発表されたHuawei Pura 70シリーズですが、ついにEU市場への導入が決定しました。欧州市場では、Pura 70、Pura 70 Pro、そして最上位機種のPura 70 Ultraが5月2日よりそれぞれ999ユーロ、1,199ユーロ、1,499ユーロで予約注文可能となります。この価格は中国での価格とほぼ一致しており、Ultraは9,999元(1,400ドル)、ベースモデルのPura 70は5,499元(760ドル)となっています。
おすすめ動画
前モデルであるHuawei P60と同様に、Pura 70シリーズはカメラに重点を置いたスマートフォンで、目を引く三角形のカメラアレイを備えています。内部を見ると、Pura 70は50MPのメインカメラ、13MPの超広角カメラ、そして12MPの望遠カメラを搭載しています。Pura 70 Proは、50MPのメインカメラ、12.5MPの超広角カメラ、そして48MPの望遠カメラを搭載し、さらにパワーアップしています。

最後に、Pura 70 Ultraをご紹介します。50MPのメインカメラ、40MPの超広角カメラ、そして50MPの望遠センサーを搭載しています。Huaweiは、Ultraには時速300キロメートル(186マイル)まで移動する被写体を捉えることができる超高速シャッターが搭載されていると謳っています。さらに注目すべきは、Ultraには、誤って落としてしまった際にレンズが引き込まれるデジタルカメラのように、より正確なフォーカスを可能にする格納式レンズが搭載されていることです。Huaweiによると、このレンズは最大30万回の引き込みサイクル(1日150回、5年間)のテストに合格しているとのこと。3機種全てに搭載されている前面センサーは13MPカメラです。
その他のハードウェアに関しては、細かい点に若干の違いはあるものの、概ね同様のスペックとなっています。Pura 70は、6.6インチ、2760 x 1256解像度のディスプレイを搭載し、1~120Hzの可変リフレッシュレートと1440HzのPWM調光機能を備えています。460ppiはProよりも解像度が低く、バッテリー容量はProの5,050mAhとUltraの5,200mAhに対してわずかに小さい4,900mAhです。ProとUltraはどちらも6.8インチ、2844 x 1260解像度のLTPO OLEDディスプレイを搭載し、同じく最大120Hzの可変リフレッシュレートを備えています。

3機種ともIP68の防水・防塵性能を備え、ワイヤレス充電に対応し、EMUI 14.2を搭載しています。ただし、100W SuperChargeの有線充電と80Wのワイヤレス充電に対応しているのはProとUltraのみです。ベースモデルのPura 70は66Wの有線充電と50Wのワイヤレス充電にとどまりますが、それでもほとんどの人にとって十分な速度でしょう。
注目すべきは、Pura 70 Pro+が欧州市場では見送られていることです。米国在住の方も、トランプ政権以降Huaweiは事実上米国市場から撤退しており、この状況はすぐに変わる可能性は低いため、引き続き入手困難な状況が続くでしょう。しかし、これらのスマートフォンを購入できる市場に住んでいるのであれば、注目しておく価値は十分にあります。